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COLUMN

老化は遅らせることが出来る?エクソソーム治療の4つのアプローチ

記事監修医師プロフィール

AZACLI LABO研究所長 / 医師, 医学博士

金島秀人

  • 医学博士
  • 日本病理学会認定医
  • 日本再生医療学会現会員

1983年、名古屋大学医学系大学院(病理学、免疫学専攻)修了。1986年より米国スタンフォード大学医学部に留学。その研究成果をもとに1988年、指導教授らとバイオベンチャー企業「システミックス社」をシリコンバレーに創設。1999年からバイオテクノロジー分野のコンサルタントとして独立し、日米両国のベンチャー企業支援、大手事業会社のアドバイザーに従事。日本のバイオ・ヘルスケア事業の推進を目指してきた。2016年より、活動拠点を東京に移す。

はじめに

 

老化は誰もが避けられない現象ですが、そのメカニズムを理解し、対策を講じることで老化の進行を遅らせることが可能です。エクソソーム治療は、この老化プロセスに対する新たなアプローチとして注目されています。本記事では、人がなぜ老化するのか、そしてエクソソーム治療がどのように老化を遅らせるのかについて、AZACLI LAB研究所長である金島秀人先生の監修のもと、詳しく解説します。

老化のメカニズム

老化には複数のメカニズムが関与しており、これらが相互に作用して進行します。以下に主要なメカニズムを紹介します。

1.細胞分裂の限界

細胞は有限回しか分裂できず、この限界に達すると老化が始まります。

この現象は「ハイフリック限界」と呼ばれます。細胞が分裂を繰り返すたびに、テロメアという染色体の末端部分が短くなり、最終的に細胞が分裂を停止します。この停止は、細胞が老化し、機能不全に陥る一因となります。

2.テロメアの短縮

細胞分裂のたびに、染色体の末端にあるテロメアが短くなります。テロメアが一定の長さに達すると、細胞は分裂を停止し、老化が進行します。

テロメアの短縮は、細胞の寿命を制限し、老化を促進する重要な要因です。

3.酸化ストレス

活性酸素種(ROS)が細胞にダメージを与え、酸化ストレスが増加することで細胞機能が低下します。抗酸化能力の低下が老化を加速させます。

酸化ストレスは細胞の構造や機能を損なうため、老化や病気の原因となります。

4.DNA損傷の蓄積

年齢とともにDNA損傷が蓄積し、細胞の修復能力が低下します。これにより、細胞の機能不全や老化が引き起こされます。

DNA損傷が蓄積すると、細胞の遺伝情報が正確に伝えられなくなり、細胞の正常な機能が妨げられます。

以上の複数の変化は個々の細胞に生ずる老化の原因ですが、さらにこれに伴って生ずる周囲の持続的な慢性炎症が組織や臓器の老化を促進することが解かってきました。この炎症は免疫系の司令塔であるマクロファージと呼ばれる細胞の活性化(M1タイプ)が関わり、この活性化を抑制する(M2タイプ)に変換することにより抗老化治療が可能となります。これを目指したのが当研究所のM2Pエクソソームです。

エクソソーム治療のアプローチ

エクソソーム治療は、老化のメカニズムに対抗するための新しいアプローチです。以下にエクソソームの具体的な効果を紹介します。

1.細胞再生の促進

エクソソームは細胞再生を促進する成分を含んでおり、損傷した細胞の修復を助けます。これにより、細胞の健康を維持し、老化を遅らせます。

エクソソームに含まれる成長因子や遺伝物質が細胞の分裂と再生を促し、ダメージを受けた細胞を新しい健康な細胞に置き換えます。

2. 抗炎症作用

エクソソームには強力な抗炎症作用があり、慢性的な炎症を抑えることで、老化の進行を遅らせる効果があります。

慢性炎症は、老化や多くの病気の原因となりますが、エクソソームは炎症を抑えることで細胞環境を改善し、健康を維持します。

3.テロメアの保護

一部の研究では、エクソソームがテロメアの短縮を遅らせる可能性が示唆されています。これにより、細胞の寿命が延び、老化が遅くなります。

エクソソームに含まれる特定の酵素やタンパク質がテロメアの保護を助け、細胞の分裂能力を維持します。

4.抗酸化作用

エクソソームは抗酸化物質を含み、酸化ストレスを軽減することで細胞を保護します。

これにより、細胞機能の低下を防ぎます。抗酸化作用により、細胞内の活性酸素種(ROS)が除去され、細胞の構造と機能が維持されます。

ミトコンドリアの役割

ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場として知られ、細胞内でATP(アデノシン三リン酸)を生成してエネルギーを供給します。ミトコンドリアの健康は細胞全体の機能に大きく影響します。以下にミトコンドリアの老化に対する影響を詳しく説明します。

1.エネルギー代謝の低下

ミトコンドリアの機能が低下すると、細胞のエネルギー代謝が衰えます。

これにより、細胞の活動が低下し、老化が進行します。エネルギー不足は細胞の修復能力を低下させ、老化を加速させます。

2.ROSの増加

ミトコンドリアは活性酸素種(ROS)を生成する場所でもあります。正常なミトコンドリア機能はROSの生成を抑制しますが、機能が低下するとROSの生成が増加し、細胞にダメージを与えます。

エクソソームはミトコンドリアの機能を改善し、ROSの生成を抑制することで酸化ストレスを軽減します。。

エクソソーム治療の具体的な施術

1.カウンセリングと準備

施術前にカウンセリングを行い、患者の健康状態や施術の目的を確認します。

2.エクソソームの導入

エクソソームを含む導入液を使用して、エレクトロポレーションや点滴を通じて体内に導入します。エレクトロポレーションは、電気的な刺激を利用して細胞膜の透過性を一時的に高め、エクソソームの浸透を促進します。

3.アフターケア

施術後は活習慣の指導を行い、エクソソームの効果を持続させます。施術後のケアとしては、保湿や紫外線対策が重要です。

まとめ

老化のメカニズムに対抗するための有望な方法です。抗炎症作用や細胞再生効果により、細胞の機能を向上させ、老化を遅らせることができます。エクソソームは、細胞再生の促進、抗炎症作用、テロメアの保護、抗酸化作用を通じて、細胞の健康を保ち、老化を遅らせる効果があります。安全性についても、日本再生医療学会のガイダンスに従い、適切な品質管理と施術を行うことでリスクを最小限に抑えることができます。

老化に悩んでいる方は、ぜひエクソソーム治療を検討してみてください。専門のクリニックでのカウンセリングを受け、最適な治療プランを立てることが、若々しい健康を保つ第一歩です。

このコラムは、人がなぜ老化するのか、そしてエクソソーム治療がどのように老化を遅らせるのかを詳しく説明しています。監修はエクソソーム研究の第一人者である金島秀人医師が担当しました。

 

金島秀人医師プロフィール AZACLI LAB研究所長 / 医師, 医学博士

学歴・資格: 医学博士、日本病理学会認定医、日本再生医療学会現会員

経歴: 1983年、名古屋大学医学系大学院修了。

1986年より米国スタンフォード大学医学部に留学。

1988年、シリコンバレーでバイオベンチャー企業「システミックス社」を創設。

1999年から日米両国のベンチャー企業支援、大手事業会社のアドバイザーを務める。

2016年より、東京を拠点に活動。

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